エチオピア ボンガ ウィシュウィシュ ナチュラル 150g
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エチオピアと言えば、イルガチェフェやグジが人気を集めていますが、それ以外のエリアでもそれぞれの風味特性を持ったコーヒーが存在しています。その一つのエリアが”コーヒー発祥の地”と言われる、エチオピア南西部カッファ地方です。
栽培方法も地域によって大きく異なります。イルガチェフェでは1~2haほどの農家さんの庭先でコーヒーを育てる、ガーデンコーヒーと呼ばれる方法が主流ですが、それに対してカッファでは、その数倍もの広さの原生林の中でコーヒーを育て、自然の中で栽培する方法が取られています。
このコーヒーが栽培されるウィシュウィシュ村は、アラビカコーヒーのルーツとされるカッファ地方に位置しています。ウィシュウィシュ村のほど近くにある、マンキラという小さな村には、「すべてのコーヒーのはじまりの木」として村人に代々大切に守り継がれてきた伝説の原木が存在しています。
コーヒーが育つのは原生林の中。そこでは複数の樹木の合間に点在するようにコーヒーがあり、コーヒーの木の幹にはコケや藻類が繁殖しており、土壌の温度が低く豊富に水分を含んでいることが分かります。
深い森の中、自然の中で、何世紀にもわたり人とコーヒーの営みが繰り返されているコーヒーは、飲む人々に、味わい以上にロマンや歴史を感じさせてくれます。
そんな歴史のあるコーヒーですが、他の産地同様、栽培や加工の知識や技術を持った人々の存在がなければ、そのポテンシャルは発揮できません。
農園主であるAsmamaw Tamiruさんは、両親の農園を受け継ぎ農家として働く前は、エチオピア国内のコーヒーを支援する政府機関 Ethiopian Commodity Exchange(ECX)で働いていました。彼は小さなころからコーヒーに囲まれながら過ごす中でコーヒーそのもの、また、それを取り巻く自然や関わる人々に対して、尊敬にも似た感情を持っていたといいます。そのため成人後、ECXで働くことになったのは、彼にとってはとても自然なことだったそうです。
彼は2020年までECXで働き、農家さんの支援をしていく中で様々な栽培に関する知識、農園運営に関する知識を身に着けていきました。
そして退職後は両親からの依頼もあり、家業に戻り今まで培った力を生かしながら、スペシャルティコーヒーの生産に力を注いでいます。直接的に目が届く人々の生活が改善されることに、今では非常にやりがいを感じています。
およそ10haの広さの森の中で育てられたコーヒーは、様々な樹々が作り出す濃いシェードの下ゆっくりと育ち、糖度をしっかりとチェリーに蓄えます。
一方、流通を手掛けるのは、農家さんのマーケットアクセスの推進、そして彼らの生活レベルの向上を目指して取り組む輸出会社「Temerachi Coffee Export」。そのオーナーであるDawit Girma氏は、勇敢なチャレンジャーです。
彼はコーヒー農家に囲まれた環境で幼少期を過ごし、成人後、日本で働き暮らしていました。その際、日本ではエチオピアのコーヒーがびっくりする安値で売られていてとても驚いたそうです。これでは品質の良いコーヒーをどれだけ大量に生産しても、暮らしが豊かにならない、農家さんの労力に対して正当な対価が支払われる未来を作らなければならない、その思いでECXルール改正前からコーヒービジネスに単身飛び込みました。
そんな彼の思いに共感する人々が現れ、彼のもとには驚くほど品質の高いコーヒーが集まるようになりました。
ウィシュウィシュ村は実は紅茶の産地でもあり、英国や欧州に輸出されています。
生産地域:エチオピア南西諸民族州 カッファ地方 ボンガ ウィシュウィシュ村
標高:1,850~2,000m
品種:在来種
精製:ナチュラル
生産者:Asmamaw Tamiruさん
その他:シェードグロウン、栽培期間中農薬化学肥料不使用、アフリカンベッド、スペシャルティコーヒー
焙煎度:中深煎り
香味:洋ナシやピーチを思わせる濃厚な甘味やとろりとした質感で、一杯の満足感が高いリッチな味わい。フローラルな余韻が長く残ります。
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